ハーフの友達

ハーフの友達の家に行った時、やはりセンスが違うなあと思った。
大学一年の時、授業中のグループワークで仲良くなった4人で富士山に昇ろうという話になったのだ。
あまり旅行のしない私は、逆にすごくワクワクしてとても楽しみにその日を迎えた。

一泊二日の初めての富士登山は、今でも大学での一番の思い出と言っていいくらい楽しかった。
行程を無事に終えた4人は山梨にある、1人の実家を訪ねることにした。

彼女の家は山の中腹にあって、車で行くのも一苦労というような坂の連続だった。
古い瓦屋根の家が多かった中で一軒だけログハウス風で異彩を放っていた。
そしてさらに驚いたのが家の中の造りだ。
玄関に入ると二階まで吹き抜けの構造になっており、頭上にはポスターよりも大きなサイズの彼女の自画像が飾ってあった。

それだけで日本の家とは違うと思わせられたが、リビングにある大きな窓から臨む景色も、庭に生える植物と相まってヨーロッパ風に思えた。
その日は夕食をいただいたのだが、海外の映画で見るような大きなテーブルにローソクがしつらえてあり、その雰囲気に3名はすごい、すごいと感動しっぱなしだった。

彼女は写真に写る時にするポーズやさよならの挨拶なども外国のモデルのようで、見慣れていても素敵だなあと思う。
同期の女子達にも好かれていて、勉強もでき、男から見ても憧れの人だ。

先述の自画像も、日本人が学校の授業で描くような自画像とは全く違い、抽象的な造型とカラフルな色味の、芸術性が溢れる絵画であった。
やはり、海外の人の感覚には特筆すべきものがあり、見習うべきものが沢山あるなと感じ、逆に言えば日本人の良さというものももっと発信しなければと感じた旅行だった。

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