その先生と社会

私が中学生のころ、「社会」という教科があった。大学生である今から考えると、なんともおおざっぱというか…適当なくくりで、世界で起こった事象を学んだのだなあと思う。小学校では「生活」という教科で、その中に「科学」「生物」「社会」「地理」を一緒くたにして学んでいた。

私はその四つの中でいえば、「生物」が一番好きで、大学でも引き続き勉強している。しかし、その次に「社会」が好きだった。高校になるとそれがまた「世界史」「日本史」「現代社会」に分かれて教科となった。
その現代社会の先生が、非常に特徴的な先生だった(ほかの先生も特徴的だったが)。
髪が肩まで伸びていて、喋り方が特徴的で、一昔前に流行ったドラマの先生のようだった。
ネクタイにこだわりがあるようで、いつも違う柄や色のネクタイを締めてきた。
しかし、ドラマの先生とは裏腹に生徒とはあまり積極的には話そうとしなかった。問題を生徒に当てるというようなことはせずに、淡々と授業を進めていた。だが、その先生のカリスマ性に引き付けられてか、先生を慕う生徒は多かったが、私は苦手だった。
ある日、あまり生徒としゃべらない先生が、授業が始まる時に「疲れたー…」と一言つぶやいたのを聞いた。そこで、先生を慕う生徒の数人が「私の方が疲れてるよ!」とチャチャを入れ始めた。それからだったと思う、私がその先生のことを好きになったのは。
それからは「社会」が私にとって特別なものとなった。ただ単に「内容が面白い教科」ではなく「先生が面白い教科」となったのだ。ふと、あのころの教科書を開いてみたくなった。

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