タイムカードの心理

仕事やアルバイトで「タイムカード」を使ったことがある人は多いだろう。その日の仕事の報酬を決める大事なものである。私のイメージとしては、今の若い人は「報酬は少なくていいから、できるだけ仕事場にいる時間を減らしたい」と思いタイムカードを押すのが遅い傾向にあると思う。

実際、数年前の私自身もそうだったのである。できるだけ労働時間を減らしたかったために、シフト通りに決められた時間ギリギリに来て、しかもできるだけ早く帰ったものである。

しかし、それがいわゆる「損をしている」ことに気付いてから、同じ職場で働いている人をよく観察してみた。その人は、シフト通り決められた時間より30分も早く来て、ゆっくりと丁寧な仕事をしていたのである。

びっくりしたと同時に、なるほど!この人はやり手だと思った。後に聞いてみると、数年前は2~3のバイトを掛け持ちしていたというのである。さすがアルバイトのプロは違う。
しかし、労働時間がたかだか30分増えただけで報酬がぐーんとアップするというわけではない。それを思うと、貴重な自分の自由時間を無駄にしているとも、思ってしまう。

しかも、学生という身分においては、勉強するためには、固まった大きな時間が欲しい。
ちょこちょこ勉強するのでは集中できないため(私だけかもしれないが)、空いた時間は他のこと、つまり労働に回した方が少しでも多くは稼げるという計算になる。

だが、たかだか30分であっても、自分のやりたいことをしたいと思う。そう思って、やっぱり時間ギリギリに出社してしまう私は、まだまだ若輩者だと思う。

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